もくじ
小学生の子供がいじめられる?解決方法とは
皆さんこんにちは!GOLDHOME管理人です。
今回は、自分の身の回りでも過去に起き、最近知り合いにも同じ現象が発生し、それを心理的なアプローチで簡単に解決できたので、それをお話ししようと思います。
GOLDHOMEは風水がメインのお話しが多いのですが、皆さんの役に立ちそうな生活周りのお話もしていきたいと思います。
GOLDHOMEの子供関連の記事はこちら↓
子供が仲間はずれ!?友達がいない!?~「体験談」と「友達が増える風水」~
子育ての悩み風水「子供の事で悩みが尽きない」~寝る時のアレが原因かも~体験談
風水で子供の運気を変えていくというアプローチも良いのですが、風水が100%の悩みを解決してくれる訳ではありません。
心理的なアプローチを合わせて使う事で、風水の効果も上がりますから、もし当てはまりそうな事があるなら、ぜひ読んでみてください。
小学生の男の子がいるご家庭で、よく聞くのが「ちょっかいを出される」というパターンのいじめです。
最近管理人の知り合いのお子さんに発生しているとのことで、この記事に書いてあることを、当事者のお子さんに直接、お話しさせてもらいました。
その後にお子さんがいつもと違う行動をとったことで、ちょっかいを含むいじめがなくなり、また友達に戻ったということでした。
その子供さんは、休み時間になると暴力を振るう友達に近づいていき、「遊ぶ?」と聞くようにしてみました。
するとたいてい友達は少し嬉しそうに「遊ぶ!」と答えるのだそうです。
また、相手が暴力を振るった時には、すかさず相手の目を見て「友達ならそんな風に叩かないで!」と具体的に言うようにしたところ、相手が逃げていくという謎の現象が起きたそうです(笑)。
最高ですね!
この記事では、このような「友達にちょっかいを出される。叩くなどの暴力を振るわれる。」ということについて、心理的なアプローチと加害者心理、被害者がどう対処すればいいのかをお話ししていきます。
それではいきましょう!
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「いじめかっ!?」謎の行動:ちょっかいを出してくる
うちの子供の時もあったのですが、仲が良いはずの友達が、自分がぼーっとしている休み時間などにちょっかいを出してくる、たたいてくるなどの謎の行動を起こしてくるんですね。
やられる側としては、「なんでかわからない、こっちは何もしてないのに、急にいじめられる」という感覚があるのに対して、いじめている側には、「いじめている」という感覚がないんです。
大迷惑の、謎の行動ですね。
この記事で取り上げているのは、いじめなのかそうではないのかわからない「ちょっかいを出される」「友達だったのに、急に叩くなどの暴力を振るわれる」ことについてのお話になります。
このいじめについては、大人の世界でもたまに見られるのですが、いじめている側が
「いじめている」
という感覚ではなく
「遊ぼうと思って、ちょっかいを出している」
という感覚でいる事が、ポイントになります。
本格的ないじめに発展する、少し手前の段階です。
それでも、やられる方にしてみればただの暴力行為であり、遊びとして許容できるものではありませんね。
この「本格的ないじめに発展する手前の段階であるという事」が、この記事で解説する心理的なアプローチが、特に効果を上げるためのポイントになります。
女の子の場合は男の子よりも陰湿な部分が発達するのが早いため、もう少し個々の事例に沿った方法があると思います。
女の子の場合は、男の子の様にちょっかいを出すといういじめよりも、周囲にツッコミどころを与えない「集団無視」のような事例が多いからです。
この様な陰湿ないじめに発展した場合は、この記事で紹介する心理的なアプローチで解決する事は、とても難しくなってしまいます。
が、男の子、さらに小学生ともなると、「最初からいじめようとしていない」「身体的な暴力を行使してちょっかいを出す」という事例が多いことから、「いじめる側といじめられる側」の基準がわかりやすく、行動的なアプローチで解決する事が多くなります。
このように行動が見えやすく、周囲が「いじめだ」と認識しやすい状況の方が、比較的単純なアプローチで解決する場合が多いのです。
では、「急に蹴られたり叩かれたりして、ちょっかいを出される」ようないじめの場合、どんなアプローチで解決する事ができるのかを、解説していきます。
不思議な心理:ちょっかいを出してくる相手に○○すると、ちょっかいを出してこなくなる!?
さて、前述のように「友達なのに、前触れなくぶったり蹴ったりしてくる」「お絵描きしているとちょっかいを出してくる」といういじめにあう子供がある行動をおこすと、このいじめのパターンがパタっと止む場合があります。
本当に単純なアプローチです。
それは、
「相手の目を見ながら、近づいていく」
という方法です。
もっと言うと、
「相手の目を見ながらズンズン近づく。相手の顔や目をじっと見つめ続ける」
という行動をとると、ちょっかいを出してきていた相手は、徐々に手を出してこなくなります。
子供のキャラによって、踊りながらでも無言で睨みながらでも「遊ぶ?」と聞くのでも良いです。
一人で絵を描きたければ、そう宣言するのでも良いです。
とにかく、目をそらさずに見つめ続け、相手に近づく練習をしてください。
「は?」
と思われる方も多いかもしれませんが、このアプローチ方法が、結構効きます。
人間の心理として、
「目を見ながら近づいてくる人間には、悪い行動を仕掛けにくい」
というものがあるからです。
例えばあなたがいじめっ子だとしたら、どんな子供に手を出しやすいと考えますか?
「うつむいて目を合わせない子供」と、「目を合わせて近づいてくる子供」です。
もちろん絶対にいじめてはいけませんが、ここではその前提はひとまずおいておきましょう。
あくまでも心理的な行動として、どちらを選ぶ人が多いのか?という事に視点を当てて、考えてみましょう。
ここでの一般的な答えは、「うつむいて目を合わせない子供」になります。
最初に目を見て近づき、「今日は一人で絵を描くから、暴力を振るってこないでね。それっていじめになるからね。」と堂々と言われれば、手を出しにくいのです。
よく言われる「目を見て話そう」というのは、相手のためでもありますが、本来は自分の防衛のためでもあるのです。
目を見て話すことは、相手に「自分という人間の存在を認識させる」という心理効果があるのです。
良いことかどうかはともかくとして、電車で周囲の人間ををジロジロと見ている女の子は、痴漢をされません。
痴漢と同じ心理!?獲物に見える
あくまでも心理的な傾向ですが、ただ目を合わせない事で、相手に与えるイメージがこんな風にかなり変わってしまいます。
「攻撃してもやり返さない」「自分よりも弱い」「悪い人に見える」「嘘をついていそう」「自分の事を無視している」
こう書くと、「まるでいじめられる側が悪いみたいじゃないか。」と思われる方がいるかもしれません。
しかし、そうではありません。
あくまでも、「心理的な影響の話」をしています。
「本能的にそう思われてしまう」ということは、知っておいても損はありません。
ここに来た皆さんに本当に知って頂きたいのは、相手に軽く扱われないように、子供さんが自分で身を守れるようにする方法です。
「目を合わせない事で、自分が獲物と思われる可能性が上がる」
という事なのです。
これは、痴漢などについても同じことが言えます。
先ほども少し触れましたが、ジロジロ見られた上に少しでも手を出すと「痴漢ですね。」と言われて、痴漢行為を続けられるでしょうか?
答えはNOです。
ジロジロ見てくる相手は、痴漢にも獲物とは認識されません。
見られることでブレーキがかかり、客観的な視点で自分の行いを言葉にして指摘されると、ハッと我に返って痴漢行為が続けられなくなるのです。
子供と痴漢は違いますが、ブレーキをかける心理は同じ原理です。
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ちょっかいを出す相手に「やめて!」と言っても効果がない
ここでは、小学生の男の子が「友達にちょっかいに似たいじめを受けている場合」の対処方法をお話ししています。
あくまでも悪いのは、ちょっかいを出してくる相手の方です。
しかし、そんな人たちを必ず避けて生きられるかというと、難しい場合も多いですね。
その時は、
「目を見ながら相手に近づいていく」
という方法に、一定の心理効果があることを知っておいて頂きたいのです。
また、このような暴力的な傾向のある相手には「やめて!」と自分の気持ちを言うよりも、
「これはいじめであるぞよ。」
と客観的な視点を投げかける方が、効果があります。
大体のケースでは、被害者がいくら「やめて!」と言っても、こういうちょっかいを出してくるタイプの子供はやめてくれません。
なぜなら、彼らは圧倒的に共感能力と客観的な視点に欠けているからです。
共感能力と客観的な視点がある人間は、そもそも暴力を振るうことがありません。
本能に「獲物ではないぞよ。」と教え、言葉でストレートに「これぞいじめであるぞよ。」と言われる方が、彼らにはわかりやすいのです。
いくら正しいことを言っても、相手が理解しなければ解決しません。
目を見て近づくことで「やってはいけない事」だと、相手の本能にビシっと理解させ、言葉にして客観的な指摘を投げかけることが大事です。
ちょっかいを出す子供の心理とは
さて先ほども言いましたが、くれぐれも気をつけて頂きたいのが「目を合わせないという行動をとる子供が悪い」という事ではない、ということについてです。
ちょっかいはいじめに発展する初期段階であり、目を合わせない子供が悪いのではなく、ちょっかいを出す子供が、完全に悪いのです。
でもそんな加害者になり得る子供も結構たくさんいて、大人が完全に彼らの行動を抑えることができないのも事実です。
彼らに自然に行動を変えることを期待するよりも、被害者側が対策行動をするほうが、傷が大きくなりにくいのです。
「加害者が悪いのに、なぜ被害者側がそこまでしないといけないのか?」
と考えたくなることもあるかもしれません。
しかし加害者側が、自ら自分の行為を振り返る可能性は、どれほどあるのでしょうか?
たくさんの事例を見る限り、その様な可能性は非常に低いと言わざるを得ません。
ですから将来的に自分の安全を守る上でも、ぜひ子供さん達に知っておいて欲しいのです。
後で被害者側の心理状態も解説しますので、「被害者が悪い」という意識は、ここに来たみなさんは、ぜひ捨てていってくださいね。
もし子供さんが目を見て近づくことが現状では難しいとしても、知っているのと知らないのでは、意識レベルでは雲泥の差が出ます。
「目を見る」というメリットが理解できれば、今はできなくても、いつかやってみようと思うのです。
単にちょっかいを出す相手には「目を合わせて近づくことが、やめさせるのに一定の効果がある」という事を、知っておいて欲しいのです。
心理的に後ろめたく思う行動を、人にじっと見られながらできる人は稀なんですね。
視線を感じると、人間は「共感性」や「羞恥心」が発動する訳です。
モンスタークラスの悪者には通用しませんが、ほとんどの子供はまだモンスターではありません。
少し心理傾向を知っておくだけでも、相手はモンスターではないと安心できる子供も増えると思います。
鼻ほじりを見つめられたら
うちの子供は昔、家では鼻をほじっていましたが、クラス全員の目の前では普通はしませんでした。
でも、例えばパーテンションなどで目隠しをして、誰かに見られていなければやってしまうんですね。
「見られていない」と本人が思っていれば、例え見られていてもやる訳です。
きっと、当時の目撃者は多数に及ぶことでしょう。
家でも管理人がじっと見つめていると、ハッとしてやめました。
そのうち、そんなクセを見なくなりました。
じっと見つめていただけなんですが・・・笑。
暴力でも同じような心理が働いて、やめる場合があります。
「恥ずかしい事、悪い印象の事を見られている」という時です。
見つめられることで、「相手にどう見られているか?」が気になり出すのですね。
これは、共感能力が低い子供でも暴力をやめる理由になるのです。
共感能力が低くても、客観的な視点は持つことができます。
見つめられることで、今まで忘れていた客観的な視点を思い出すのです。
共感能力が低くても、「自分が恥ずかしい思いをしたくない」という感覚はある子供が多いですから、じっと見つめることでも抑制効果があるんですね。
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目を見られたら、手が出せない心理
あなたは、相手が自分の目をまっすぐ見つめて近づいてきたら、手を出せますか?
例えば自分が狩をしていても、追いかけているうさぎが真っ直ぐ自分を見つめながら近づいてきたら、たいていの人間はかわいそうに思うという心理があります。
目を合わせずに逃げて行く相手だから、狩ができるのです。
大体のパターンを見ていくと、子供が考え事をしている時や、お絵描きなど自分の世界に入っている時、友達と廊下ですれ違う時に目を合わせていない場合に、このちょっかいなどの謎の暴力に合う事が多いのです。
実はいじめる側は寂しく、承認欲求が満たされていない状態の時に、誰かに構ってほしいのです。
でもプライドが高く、コミュニケーション能力が低い彼らは、素直に「遊ぼうよ!」とは言えません。
自分でも何がしたいのか、わかっていない場合も非常に多いです。
そんな時、目を合わせてこない元仲間に合うと、相手の状況にかかわらず、自分の方に注意を向けていないことに怒り、暴力という幼稚な手段を取りがちになります。
目をあわせない=無視=むかつく=無防備=やり返されない=獲物
みたいな思考回路です。
本当にバカですね!
でも、いじめる側の思考回路はそんなもんです。
もともと常識的な思考回路がないために、ちょっかいや暴力を行うのですからね。
もっと言うと、自分の感情の整理能力も表現能力も持ち合わせていません。
思考回路は、ある意味野生です。
ですから、目を見て近づいていくという行動で、このおバカな思考回路に少しストップがかかるのです。
とても嫌な言い方になってしまいますが、目を合わせない子供は、幼稚な人間の思考回路では「獲物のような存在」に見えています。
子供自身が「獲物だ!」と具体的に考えている訳ではないのですが「本能的に獲物として捉えられる」という訳です。
これに対して目を見て近づいてくる人は、無意識に「強い敵」か「仲間」と認識されます。
目を合わせることで、本能的な思考回路の中で「獲物から人間」へと認識が変わるのです。
するとここで初めて、暴力を振るうことを「後ろめたいこと、悪いこと、やり返されるかも」と感じはじめます。
人間対人間になると、心理的に「強い敵」にも「仲間」にも、暴力を突然振るうなどの行動には出られないのです。
幼稚な思考回路の人間は、大人でも子供でもこんな思考回路を持っている場合があります。
思考回路を自分で整理できず、間違った行動を起こしてしまいます。
他者を敬い、コミュニケーションを駆使して、仲良くすることを知りません。
我慢することができず、物理的な力を使うことで、自分の未来をつくっていこうとします。
人間性がまだまだ育っていない訳です。
子供の場合は社会経験も浅く、特に男の子は言語能力や感情の表現能力よりも物理的能力が先に成長していきます。
ですから「仲良くしたい・羨ましい」という感情が「叩く・ちょっかいを出す」という行動にすり替わるのも、男の子の成長段階においては、さほど難しくはないのです。
いじめられて傷ついている子供さんには、「悲しいけれども、こういう人も一定数はいる。だから自分を守ってあげよう。」ということを、ぜひ教えてあげてください。
エネルギーが消耗する前に行動しよう
一番こわいのは、「いじめだ!暴力だ!」と被害者が叫んでも全くやめようとしない相手です。
罪悪感がなく、恥ずかしいという感覚もなく、サディスティックにいじめが楽しい場合などですね。
人の視線を感じながら悪いことができる人は、サイコパス性が高い人間か、最初から目的を持っていじめをやり遂げようとしている場合です。
これは本当に、こわいですね。
こんなのは一番最悪のパターンですが、こういう事例ではいくら目を見て近づいても、いじめを抑止する効果は全くありません。
すぐに距離を取り、関わらないようにすることをおすすめします。
ただ、大半のやんちゃ坊主と言われる子供には「これは本当は良くない事だ。」という意識がどこかにあります。
それでもどうしたら良いのかわからず、物理的に圧力をかけてこちらに注意を引こうとする訳です。
このような子供には「いじめを自覚させる・いじめていると意識させる」ことで、一定の効果があるという話なんですね。
やられる側にしたらとても理不尽で嫌なことですが、彼らには「いじめよう」という明確な目的はなく、猫がネズミで遊ぶような、残酷な遊びの感覚があるのです。
ある意味これは、動物的な行動かもしれません。
被害者側が消耗しないために
こういった彼らの感覚を許し続けると、いじめられる側の子供はその「訳の分からない理不尽な状況」に、パワーを奪われて消耗してしまいます。
色々と考えた挙句、「我慢しよう」と頑張ってしまう場合もあります。
被害者側の子供は攻撃性が低く、優しい性格の持ち主だったり、いじめる側になるメリットを感じない、合理的で頭が良い子供の場合も多いのです。
本人は何も悪くないのに、こんなに可哀そうで理不尽なことはありませんね。
そんな子供が、訳の分からないいじめやちょっかいに疲れ切ってしまう前に、この方法を試してみて頂きたいのです。
もしあてはまりそうなら、ぜひ一度、子供さんに話してみてください。
相手にとっては遊びの延長でも、やられている方にとっては、迷惑極まりない悪質な暴力です。
友達だろうがなんだろうが、許してはいけません。
むしろ暴力を振るう時点で、もう友達かどうかですら、わからない状態なのです。
ですからあなたのお子さんがもしこんな事で悩んでいたら、
「心理的な実験をしてみよう!」
と提案してみてあげてください。
後で解説するいじめの根本原因が同じであれば、この方法で周囲の意味不明な行動が、止むかもしれません。
あくまでも、悪いのはちょっかいを出してくる方だというのも、大事なポイントですから、忘れずに子供さんに教えてあげてくださいね!
子供が「そんなこと、恐くてできない」という場合は、本格的ないじめに発展している可能性が高いです。
そんな時は「ちょっかい」ではなく、「暴力」を受けていると仮定して、子供さんの話を聞いてあげ、解決に向けての努力をされると良いと思います。
しかしこのようにいじめが発展している場合でも、「見られている」という意識が強くなることで、暴力の抑止効果が出る場合があります。
目を見て「それはいじめだよ」という事ができたら、大抵の子供はハッとして手を止めるのです。
本当に愚かですが、いじめる側の子供は「それはいじめだよ。」と指摘されて、初めていじめだと意識し始めることも多いのです。
「加害者がいじめだとはっきりと認識し、更に周囲に見られていると意識する事」
これが、いじめの初期段階で大事な事なのです。
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エスカレートするいじめの正体とは
同じ小学生と言えども、女の子の場合はいじめの形が違う場合があります。
それでも、
「加害者がいじめだと認識すること」
「見られていると意識すること」
で、ほとんどのいじめは影を潜めます。
自分が悪者になりたくはないからです。
自分がムカつく人や自分にとって邪魔な人を、本当は正当な手段で追い詰めたいのです。(恐ろしいわ。)
でも、そんな方法が思いつかないからいじめます。
「悪い事だとわかっているけど、ムカつく。バレずに懲らしめたい。」
堂々と全生徒の前でいじめをしないのは、こういう心理が働くからです。
そのため周囲がいじめを隠そうとすればするほどいじめがエスカレートし、周囲が騒ぎ立てるほど、いじめにくくなります。
いじめられている子供が「先生に言わない、親に言わない」のは、大人が本気でいじめを理解し、守ってくれないと感じているからです。
周囲の大人が「断固として、いじめを許さない」という姿勢を全面に押し出していると、学校のいじめはほとんど深刻ないじめにエスカレートしていきません。
深刻ないじめに発展するかどうかは、周囲の環境によるところが多いと、管理人は考えています。
東須磨小に見る、証拠があるいじめ
女の子でも、小学生の低学年などは、この記事と同じアプローチ方法で解決する場合があります。
精神的な成長を遂げた後で行われるいじめは、批判されやすい証拠を残さず行われるため、簡単には解決しにくい側面があるんですね。
いじめは、物理的な証拠があればあるほど、単純な解決方法で対抗できるというメリット(?)がありますね。
例えば大人では東須磨小学校の先生同士のいじめのように、「羽交い絞めにされたり、カレーを目に塗りたくられたりした動画」という証拠が残ることで、「これはいじめだ。」と周囲から認知されやすい訳です。
この東須磨小学校の加害教師の様に、本人たちが「いじめているという自覚が無かった。」と訳の分からない主張をする場合もありますが、大人であること、教師であること、証拠の動画があることで、社会的に容認できるものではないと話題を呼びました。
もうここまでくると、「犯罪」「暴行」と認識されるほどのものだと思います。
見ているだけで本当に嫌になりますが、これに近い状況は、誰にでも起こり得ることなのかもしれません。
例えば子供の世界でも同じようなことは起きていて、それが「子供だから」、更には「証拠がないから」と軽視されている部分が、本当はとても大きいのではないでしょうか。
注意しておきたいのは、いじめは急に始まる訳ではなく、段階を踏んで雪だるま式に成長していく性質を持つという事です。
いじめる側の肩を持つわけでは決してありませんが、いじめる側は、はじめから「いじめよう」なんて考えていません。
加害者が自分の正当性さえ信じることができれば、いじめはどんどんエスカレートしていきます。
最初は自分を悪者にすることを恐れているのに、少しずつ自分を悪者とは認識できなくなっていくのです。
だから多くのいじめ加害者は「いじめだとは思わなかった」と言い、全く反省をしない人がほとんどな訳です。
「加害者の判断力→ゼロ」と考えた方が吉
これはもともとの加害者の判断能力の低さに加えて、周囲から「いじめと認定される場面がなかったから」ということも、原因のひとつになっています。
加害者はもともと判断能力が低いのですから、早い段階で、被害者をはじめとした周囲が止めないといけないのです。
もちろんとにかく加害者が一番悪いのですが、「加害者が悪い」だけの議論に終始してしまうと、いじめはなくなりません。
なんせ判断能力がもともとないから、いじめている訳です。
だから判断能力の低い加害者に対して、
「これはいじめだ。」「君は加害者だ。」
と早い段階で周囲から、具体的なストップをかける必要があるのです。
これは子供にはとても酷な話ですが、まず最初に行動するのは被害者です。
直接言えないなら大人の協力も必要となりますが、まずは被害者の子供自身が加害者や周囲に訴えていくことが大事です。
被害者が訴えないと、周囲が気付いてくれない場合も多く、エスカレートすることが多いからです。
これは被害者となりうる子供自身にも、大いに教えていくべきことだと管理人は考えています。
被害者が何かをはじめないと、いじめはなくなりません。
それどころか、可哀想に、どんどんエネルギーだけが消耗されていきます。
例え遊びの延長に見えても、暴力を許してはいけません。
ぜひ、早い段階で手を打つことが大事であることを、お子さんに教えてあげてください。
DVなどにも同じ現象が起こるのですが、いじめが長引くほど、被害者の正常な判断力も対抗するエネルギーも消耗し、動けなくなってしまいます。
長期戦になると、自分を助けるエネルギーさえ残らないのです。
ですから被害者側が早い段階でいじめだと気付き、自分を助ける行動を起こすことは、とても大事なことなのです。
子供が小学生にもなると、親は24時間ずっと、そばで守る訳にもいきません。
ちょっかいだろうとなんだろうと、暴力を振るうことはいけないことなのですから、早めに「いじめ認定を加害者に突きつけること」が必要なのです。
ぜひこの自助作戦を、お子さんに教えてあげてください。
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いじめ加害者の「心理と罠」を知っておこう
いじめ加害者の心理傾向
まず皆さんに知っておいて頂きたいのは、どんないじめにおいても、いじめる側には一定の心理的傾向があるという事です。
それは、
「同調傾向が強い」
という事です。
この「同調意識が強い」という事は、良く言えば「仲間意識が強い」という事になります。
東須磨小学校の事例を見ても、加害者の同調意識の強さについてのこだわりが、ある程度わかるポイントがあります。
それは
加害者教師が障害のある子供の真似をして、被害者教師がそれを笑えなかったことで、いじめが始まった。
という部分です。
普通に考えると、被害者教師は非常にまともな方だと思いますが、加害者教師の同調意識の中では、悪者にされてしまった訳です。
「笑わなかったから、お前は仲間じゃない!」
という「仲間意識の被害妄想」が、発動するんですね。
このように「同調しない元仲間」に対して、「罰を与える」という心理的な傾向が、いじめを発動させるのです。
ですから同調意識が低かったり正義感が強い子供も、いじめを受けやすいと考えられます。
本来は相手の意見と全部合うはずがないのですが、それを認めず仲間意識に屈服させようとして、たいていのいじめが始まるのです。
「元〇〇」ほど、いじめが起きやすいという罠がこわい!
管理人から言わせてもらえば、これが、更にいじめをわかりにくくさせている原因です。
いじめは、
もともと仲間だった
という関係で発動することが多く、
●周囲からは、友達同士のケンカに見える
●友達という自分の認識と不協和音がおこるため、被害者もいじめだと気付きにくい(友達にいじめられている現実を、受け止めたくないという心理)
という現象が、必ず最初に見られます。
ここで一番かわいそうなのが、いじめられてもまだ、友達(仲間)を信じたい被害者の心です。
側から見るとそんな人は友達でも何でもないのですが、被害者が優しいため、「たまたま今回は機嫌が悪かったんだ。」など、加害者を悪く思わないようにする心理傾向があります。
これはほとんどの人間に起きやすい心理状態で、
今まで仲が良い友達だった
という事実があるために、
相手を悪く思わないように、ブレーキがかかる
という現象が起きるのです。
相手が悪かっただけで、普通の良い人なんです。
そうして自分の攻撃性を発動しないために、加害者からは許容ととられてしまいます。
DVでも、被害者が加害者をかばう心理が発動することが多いのですが、いじめの場合も初期段階では被害者が被害を叫べないのは、同じような「加害者をかばう=いじめではない」という心理状態になるからです。
でもそれを初期段階で「いじめである!暴力である!」という人は、いじめが継続していくことは本当に稀です。
変なことを言う様ですが、
クレーマーは、いじめられない
のです。
友達かもしれないからこそ、すぐに声をあげるべきなのです。
声をあげて「嫌だ!これはいじめだ!」と主張してもいじめが続くなら、もうそんな人は友達ではありません。
加害者として、然るべき処置を施しましょう。
こんな心理状態があるとわかっていれば、被害者側がもっと早い段階で助けを求めることができると、管理人は考えています。
そうすれば、厄介な状態にエネルギーを吸い取られずに済むことが多くなるのでは、とも考えています。
更にこの話をする事で、ちょっかいを出す事も恥ずかしいことだという視点にたてると思いますから、お子さんがいじめの加害者側になりにくくなるという利点もあります。
ぜひ、大事なあなたご自身やお子さんを守るために、このような心理があることを知っておいてください。
気持ちが入りすぎてとても熱苦しい文章になってしまいましたが、最後まで読んで頂いた方に、感謝をお伝えしたいです。
それではまた!
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